ドラゴンクエストX(DQ10) ネタバレストーリー まとめ

ドラゴンクエストX(DQ10)のメインストーリー、サブストーリーのまとめ

エピソード12 英雄ザンクローネの復活

主人公は真のメルサンディ村へ着いた。


真のメルサンディ村には「アイリ」という病気がちの少女が住んでいた。
アイリは童話作家の家に一人で住んでいる。
小さい頃に両親を亡くし、童話作家のパンパニーニおじいさんに育てられた。


その童話作家のパンパニーニおじいさんも半年前に亡くなり、アイリは一人になってしまった。


主人公はアイリに会いに行った。
すると、アイリにちょっとしたお使いを頼まれた。
紙芝居をしているラペットおじいさんにパンを渡してきて欲しいというもの。


村にはラペットという紙芝居をしているおじいさんがいる。
紙芝居の内容は、「小さな英雄ザンクローネの物語 第3話」。


「さらわれた姉を助けに地下水路にやってきたラスカ少年と不思議な旅人。」
「大きな音がして、ラスカ少年の後ろに手の化け物が降ってきた。」
ザンクローネさま、助けて!」
「すると、不思議な旅人がもつ宝石がピカリと光った。」
ザンクローネ様は魔炎の大剣 火燐刀を振りかざし、手の化け物をやっつけた。」
「こうして手の化け物は倒され、姉のミシュアは助かった。」


「小さな英雄ザンクローネの物語 第3話」の続きは残念ながら無いとラペットじいさんは言う。
ラペットはパンパニーニの親友。
パンパニーニは英雄ザンクローネの物語を書いている途中に死んでしまった。


アイリに話を聞いてみると、パンパニーニが未発表の「小さな英雄ザンクローネの物語 第4話」があるという。
内容はかなり悲しい結末だという。


ザンクローネの物語には、悪者のでっかいウサギが登場する。
村で、そのウサギを目撃したというウワサが流れた。


しかもアイリがウサギを追いかけてこもれびの広場の方へ向かったという。
主人公はこもれびの広場に向かった。


こもれびの広場には「ラバニの穴」があって、主人公は奥まで進んだ。


ラバニの穴の奥にアイリがいた。
アイリの側には2匹のウサギの魔物がいる。
ウサギの魔物はおやつを食べると行って何処かへ行ってしまった。


「あのウサギたちは、パンパーニおじいちゃんの童話に出てきたいたずらウサギたちです。」
「童話の登場人物が本当にいるなんておかしいと思って、夢中で追いかけてきてしまって。」
「やっぱりウサギたちに会って話をきかなきゃ。」
アイリはそう言うと、またウサギたちを探しにいってしまった。
主人公も後を追いかける。


ラバニの穴の外に出てもウサギたちはいない。


こもれびの広場にある井戸が光っていた。
アイリが井戸に近づくと、井戸の中からザンクローネが飛び出してきた。


ザンクローネは、ここがどこなのかわかっていない様子。


アイリは物語の主人公ザンクローネが突然目の前に出てきたので、びっくりして倒れてしまった。


ザンクローネは言う。
「なんだかよくわからないが、いたずらウサギを追って井戸に飛び込んだら、同じ井戸から飛び出してしまった。」
「まさかそこにお前がいるとは。」


ザンクローネはアイリを担いでメルサンディ村に向かっていった。


主人公はウサギたちが何者なのかを確かめるため、再び「ラバニの穴」に向かった。
一番奥にウサギたちはいた。


いたずらウサギたちは、主人公を見つけるといきなり襲いかかってきた。


主人公はいたずらウサギたちを倒した。


いたずらウサギたちは、また逃げようとする。
その時、ザンクローネが現れた。
「なぜ俺をこっちの世界に誘い込んだ?」
「もとの世界に戻る方法、教えてもらおうか。」


ウサギたちは言う。
「もう戻ることはできない。」
「永遠の夜と共に、魔女さまがいらっしゃる。」
「そしてメルサンディ村は滅ぶ。ザンクローネと一緒にね。」


ザンクローネはウサギたちを倒した。
ウサギたちの身体が消滅すると、2つの光の玉が出現してザンクローネの身体に取り込まれた。


「今倒したウサギたち、あれは俺の耳なんだ。」
「お前が以前出会った手の化け物は、俺の右手と左手だ。」
「俺はある魔女の呪いによって、本当の身体をバラバラにされた。」
「頭、耳、手足、胴体、心臓。」
「そしてバラバラになった身体は化け物になってメルサンディ村を襲い始めた。」
「お前の目の前にいる俺は、魂だけの存在なのだ。」
「おかげで耳も回収できた。」
「あとは魔女が持つ心臓さえ取り戻せれば、俺は元の姿に戻れる。」


村に戻りアイリに話を聞く。
魔女が出てきて村を襲うというのは「小さな英雄ザンクローネの物語 第4話」に書かれいたという。


「井戸から出てきた悪いウサギは言いました。」
「まもなく闇の底より魔女さまが現れる。」
「魔女さまはメルサンディ村に永遠の夜をもたらし、滅ぼすだろう。」


物語の中に、魔女はニワトリの声に驚き逃げていったというシーンがあるという。
主人公はニワトリを連れてこもれびの広場に向かった。


すると空は急に夜になり、井戸の中から魔瘴(ましょう)が吹き出した。
そしてその魔瘴の中から、魔女グレイツェルが現れた。


魔女グレイツェルは、ニワトリを全く怖がらない。
魔女グレイツェルの弱点はニワトリではなく、朝の光だった。


そこにザンクローネが現れた。
しかしザンクローネは魔女グレイツェルに吹き飛ばされてしまった。
そして、魔女グレイツェルも消えた。


村に戻り話を聞く。


パンパニーニは死ぬ直前まで英雄ザンクローネの物語を書いていた。
だが時間が足りなくて、パンパニーニの望んだ結末にたどりつけないまま亡くなった。
ザンクローネが負けたまま終わる結末にアイリはショックを受けていた。


紙芝居のラペットじいさんが村で「紅蓮の大宝石」を拾ったというので、アイリに届けにいく。
するとアイリのところに魔女グレイツェルが現れた。
魔女グレイツェルは、いけにえにすると言いアイリを連れ去ってしまった。


「紅蓮の大宝石」からザンクローネの声が聞こえる。
「魔女から受けた傷が深くて、魂を結晶化して回復している。」
「俺を魔女の森に連れて行ってくれ。」


主人公は「紅蓮の大宝石」を持って、魔女グレイツェルのアジト「魔女の森 夜宴館」に向かった。


夜宴館には魔女グレイツェルがいた。
魔法の大鍋の中に、ザンクローネの心臓とアイリを入れようとしている。


ザンクローネはアイリを助けたが、ザンクローネの心臓が魔法の大鍋の中に落ちてしまう。


魔法の大鍋の中に落ちたザンクローネの心臓は、魔物となり襲いかかってきた。


主人公はザンクローネの心臓を倒した。


ザンクローネが胸を押さえて苦しみだす。


アイリがザンクローネに近づいて言った。
「私わかりました。おじいさんが書きたかったのは悲劇なんかじゃない。」
「たとえ身体が小さくても、呪われていても、病気で長く生きられなくても、どんな時も希望を失ってはいけないと。」
「私に希望を持ちなさいって伝えようとしてくれていたんです。」


その時、ザンクローネの胸が光輝く。
「その通り。これはお前のために描かれた希望の物語。」
「お前が願ってくれるのなら奇跡だろうと起こしてみせる。」


アイリの希望の願いによって、ザンクローネは元の身体を取り戻した。
小さかった身体が元の大きさに戻る。


魔女グレイツェルは空間に魔法陣を描き、その中に逃げていった。
ザンクローネもすぐ後を追いかけ、魔法陣の中に飛び込んでいった。
ザンクローネが飛び込んだ後、魔法陣は消えてしまった。


アイリはパンパーニが描ききれなかった希望の物語の続きを書くと決めた。


そして主人公が持つ運命の振り子に少しチカラが宿った。