ドラゴンクエストX(DQ10) ネタバレストーリー まとめ

ドラゴンクエストX(DQ10)のメインストーリー、サブストーリーのまとめ

エピソード15 賢者ルシェンダの依頼

運命の振り子を持って、真のグランゼドーラ王国にいる賢者ルシェンダを訪ねた。


「この世界には大いなる使命のために世界を回り、日夜研究を重ねる優れた賢者たちがいる。」
「賢者ホーローもその一人だ。」
「私はその者たちに、アンルシア姫の勇者覚醒や偽りの世界のことを伝え、来るべき時にチカラを借りられるように備えたいと思う。」
「そこで、これまでの経緯をまとめたこの手紙をホーローに届けてもらいたいのだ。」


主人公は大陸鉄道で賢者ホーローに出会った。


賢者ホーローは言う。
「おぬしもいろいろと大変じゃったな。まさか迷いの霧の向こうにわしらの知らないレンダーシアが広がっていたとは。」
「わしが最初に作った魔法の羅針盤には迷いの霧を抜ける能力しかなかったからのう。」
「知らんかったとはいえ、すまんことをした。」
「じゃが、グランゼドーラに行けぬと相談を受けたわしは調査を進め、魔法の羅針盤をパワーアップさせた。」
「今では好きなようにグランゼドーラへも異世界のココラタ浜辺へも行けるはずじゃ。」


主人公は賢者ルシェンダからの手紙を渡した。
「これは、ルシェンダさまからの手紙・・・?!」
「おぬし、ルシェンダさまに失礼をはたらいておらぬだろうな?」


グランゼドーラ王国の現状を他の賢者たちにも伝えておくとホーローは約束した。
主人公は再び賢者ルシェンダを訪ねる。


「これからしばらくは、賢者たちの叡智を大魔王マデサゴーラとの戦いのため集結させることになるだろう。」
「我らはそうして歴史の陰から世界を支えてきた善なる知識の守護者、叡智の冠なのだから。」


賢者ルシェンダは、世界各地にいる賢者たちのことを「叡智の冠」だと言った。
今まで物語の中に出てきた叡智の冠は、ルシェンダ、ホーロー、ブロッゲン、エイドス、マリーンの5人。


主人公はアンルシアの母ユリア妃に呼ばれ、話を聞いた。
「私はトーマが亡くなってから、はじめて彼が真の勇者ではなかったことを知らされたのです。」
「まだ幼いアンルシアこそが真の勇者だと知ったトーマが、勇者の身代りとして生きると、自ら賢者ルシェンダさまに申しでたことを。」
「あの子は自分が勇者ではないと知りながら最後まで勇者としてふるまっていたのです。すべてアンルシアのために。」


ユリア妃は、王家のマントをトーマの棺に供えに行くので一緒に来て欲しいと頼んできた。
ユリア妃と共に、王家の墓に向かう。
ユリア妃の護衛のため、グランゼドーラ王国兵士長のノガートも同行した。


王家の墓の扉は、王家の者が持つカギでしか開かない。
しかし何故か王家の墓の扉は開いていた。
アリオス王もアンルシア姫も墓には来ていないという。


主人公、ユリア妃、ノガート兵士長の3人が王家の墓の中に入る。
するとトーマの棺が開いていて空っぽになっていた。
棺に入っていた副葬品もトーマの遺体もない。


ユリア妃は大きく落胆した。しかし皆が混乱しないよう内密にとお願いされた。


主人公はグランゼドーラ王国に戻り、賢者ルシェンダのところへ向かう。
主人公が真のセレドの町が偽りの世界に侵食されかけたことを話していると、調査しなければならないと言い運命の振り子を地図の上にかざした。
すると3箇所で地図が光った。


主人公はブレイブストーンで偽りのレンダーシアに行き、地図が光っている3つの場所で「水」「草」「石」を採取した。
採取したものを賢者ルシェンダに渡す。


賢者ルシェンダは真のレンダーシアの同じ場所で「水」「草」「石」を採取していた。


偽りの世界のものと真の世界のものを調べるため、薬品が必要だという。
その薬品は、海風の洞くつの「王家の宝物庫」にあるようだ。


主人公は王家の宝物庫に向かった。


王家の宝物庫の中に入ると、黒い仮面の男がいた。
この黒い仮面の男は大魔王マデサゴーラの配下で、以前リンジャの塔で見かけたことがある。


黒い仮面の男がつぶやく。
「先代の勇者が残した伝説の指輪。やはりここにあったか。」
「邪魔が入ったな。だがもう用は済んだ。」


そう言うと、宝物庫にあった指輪を持って消えてしまった。


その瞬間、ヘルバトラーが現れて襲いかかってきた。


主人公はヘルバトラーを倒した。


「だが我らの目的は果たされた。」
「大魔王マデサゴーラさまの計画は何者にも止められない。」
そう言うと、ヘルバトラーは消滅した。


そこへ賢者ルシェンダが駆けつける。
「何やらただならぬ邪悪な気を感じてな。気になって様子を見に来たのだ。」


主人公はここで起きたことを賢者ルシェンダにすべて話した。


「なるほど。仮面の男とはちあわせし、魔物と戦っていたのか。」
「しかし、勇者のチカラが込められている先代勇者の指輪を奪っていっただと?魔族が持っていても役立つとは思えんが。」
「まあいい、指輪の探索は後回しだ。」
「この薬品があれば、目的を果たすことができる。」


主人公とルシェンダは一度、グランゼドーラに戻った。


「先ほど王家の宝物庫から持ち帰った薬品を使い、実験を行ってみた。」
「そなたが偽りの世界から採ってきたものとこちらの世界のものを比べて見たところ、両者は異なる成分でできていることが判明した。」
「それ自体は正しいことだ。ふたつの世界はしょせん別物なのだからな。」
「ただ、ひとつ気になることがあってな。こちらの世界のものから、ほんのわずかに偽りの世界と同じ成分が検出されたのだ。」
「これは何を意味するのか。」
「この事実とそなたがセレドの町で体験した事件から私はひとつの仮説をたててみた。」
「大魔王マデサゴーラの目的とは、自ら創りだした偽りの世界によってこの世界を塗りつぶすことではあるまいかと。」
「大魔王の計画を阻止できなければこの世界から真実は失われてしまうだろう。」
「我々に敗北は許されんのだ。」


その時クロウズは真のソーラリア峡谷にある「古き神の遺跡」にいた。
「私の目的が果たされるには、まだしばらく時間がかかりそうですね。」
「仕方ありません。やがて訪れる時を待つとしましょう。導かれし運命がひとつに交わる時を。」