プクランド大陸、オルフェア西の光の河に「サテラ」という女性がいた。
サテラは主人公にこうお告げをした。
「暗い闇の底で狂気の目覚めるとき、かつてない災厄が世界を混沌へいざなわん」
お告げをした時のサテラの目は金色に輝いていた。
世告げの姫「ジュゼ」「テルナ」2人の姫が主人公に語りかける。
「我らの主導者、導きのロディアさまを守ってください」
彼女たちは、すでに死んでおり、魂の状態で結界を作り、ロディアという主導者の魂を守っているようだ。
サテラには他に2人の仲間がいた。
「メルエ」と「マレン」
3人の姫は主人公をドワチャッカ大陸のデマトード高地に連れてきた。
「この地は巨竜の霊丘と呼ばれています。」
「かつて天空を治めたという白銀の竜がこのアストルテイアの堕ち、屍となった場所。」
「この竜の聖なる力を借りてロディアさまの魂を呼び寄せます。」
しかし、儀式は失敗した。
主人公は、ジュゼとテルナが作った結界の中に入り、ロディアを迎えに行くことになった。
結界の中には何故か魔物がいた。
主人公が魔物を倒した。
ロディアの魂は無事だった。
「私は導きのロディア。」
「あの魔物は私達、世告げの姫の行動を邪魔するために使わされたものでしょう」
「ジュゼとテルナもあの魔物に襲われて命を失いました。」
「ザマ烽火台まで来てください。」
そう言うと、ロディアの魂は飛んでいった。
ザマ烽火台に着くと、赤い煙が上がっていた。
ロディアの声が聞こえる。
「この紅き煙こそ、世界各国の王たちに漆黒の闇の訪れを知らせる導きの紅煙。」
「この煙はまたたく間に世界中に広がり、彼らの目に触れることでしょう。」
「そしてあの伝承を思い出すのです。」
「王たちが一同に会した時、私は世界の真実をお伝えしなければなりません。」
そう言うと、ロディアの魂は消えていった。
ザマ烽火台の紅煙をみた王たちは一同に会した。
「血染めの赤き月昇りしとき、地の底の王、世界に到来する。」
「グレイナル叙事詩」と呼ばれる詩の一節である。
「グレイナル叙事詩」によると、災厄の王が降臨するのは100年後のはずだった。
しかし、なんらかの原因で早まってしまったようだ。
現在、「ゴフェル計画」というものが王たちの間で進んでいる。
逃れられない災厄が起こった時、選ばれし者だけが箱舟に乗り救われ、他の人々は取り残されるという計画である。
王たちの前に復活したロディアが現れた。
ロディアは白き剣をかかげた。
「ゴフェル計画により次の時代に生き残すべき民をお選びください。」
「次の時代に生き残れるのは各種族につき100名。」
「ゴフェル計画は人類が滅びに呑み込まれ、どこにも逃げ場がなくなってしまった時の最後の手段。」
「聖者トゥバンの遺した書によれば、この世界に到来した災厄は一度人類の手により退けられたそうです。」
「かつての民は、二度目の災厄の到来に耐えきれず、ゴフェル計画を実行に移した。」
遠い昔にも災厄が世界を襲い、一度は退けたが、二度目は退けることが出来なかったようだ。
二度目の災厄の時に、遠い昔の人々は耐えきれず、各種族で選ばれた100名が箱舟に乗り助かった。
その助かった人々によって、今のアストルティアの世界が作られている。
災厄を一度退けたのは「星空の守り人」と呼ばれた天使たち。
その時代から伝わる白き剣がある。
ロゼッタがかかげた白き剣は、その伝説の剣。
伝説の剣の名前は「白星剣」。
竜族グレイナルの時代に天使が地上に残した剣。
アストルティアの王たちは、ロディアに協力し、ともに戦うことを誓った。
エルトナ大陸の最果て「がけっぷちの村」。
村人たちはいつもと変わらない日常を過ごしていた。
この村の近くに「光の河」があるが、わずかに光の少ない場所「光の河のほころび」がある。
ある日突然、その光の河のほころびから魔瘴(ましょう)が吹き出した。
魔瘴が吹き出した場所の地底から、「災厄の王」が現れた。
災厄の王はがけっぷちの村を一瞬で吹き飛ばしてしまう。
災厄の王の両手は、冥王ネルゲルが冥獣王に覚醒する時に召喚した「闇の根源の巨大な両手」に似ている。
そこに現れたのが「ロディア」「サテラ」「メルエ」「マレン」の4人の世告げの姫。
サテラの目が金色に光る。
4人は光の術を使い災厄の王を地中に押し戻した。