ドラゴンクエストX(DQ10) ネタバレストーリー まとめ

ドラゴンクエストX(DQ10)のメインストーリー、サブストーリーのまとめ

エピソード5 災厄の王に挑む

ゴブル砂漠西に「王者の座」という場所がある。


主人公が入ろうとすると竜巻で行く手を阻まれた。


ロディアが現れて言った。
「この遺跡こそ試練の地、王者の座」
「この遺跡に入ることが出来るのは王者の武具を身につけた者だけです。」
「各国王家にある武具を集めたら最後の儀式をしましょう。」


主人公は各国をまわり、王者の武具を集め、再び王者の座に来た。


王者の武具を装備して近づくと、竜巻が消え、なかに入ることが出来た。
中へ進むと、天使の像があった。


天使の声が聞こえてくる。
「よくぞここまで辿り着いた。」
「私はかつて天上より舞いおりて聖竜グレイナルと共に災厄に挑み王者として言い伝えられたもの。」
「今の世に現れた災厄と戦うために王者の資格を求めるものよ。あなたに王者の勇気の力を与えよう。」


主人公は「時の王者」になった。


ついに災厄の王との決戦が始まる。
世告げの姫たちの力で、災厄の王が眠る玉座まで転送してもらう。


災厄の王は目覚めてはいるが深いまどろみの中にいるようだ。
今が絶好のチャンス。


主人公は災厄の王を倒した。
しかし、まがまがしい邪気が辺りに漂ったまま。
ロディアは辺りを見まわした。


「なぜ今まで気がつかなかったのか。災厄の王が鎮座する場所としてはここはあまりにも静かすぎる。」
話したいことがあるとの事だったので、主人公はロディアの話を聞く。


ロディア」「サテラ」「メルエ」「マレン」の4人は災厄の王の幻術を解くための重要な記憶を失ったままでいるので、手伝って欲しいと頼まれた。
記憶を取り戻す手伝いをする主人公。
4人の記憶は無事戻り、再び偽りの災厄の王の前に来た。


災厄の王は、もともと善良な心を持ち、この世界に平和を築こうとした英雄の一人だった。
その英雄が大いなる闇の根源に取り込まれ、破壊の限りを尽くす地獄の帝王に変えられた。


災厄の王が魔物になった時、正気を保っていた頃の理性がまだ残っていた。
理性の数は全部で6つ。
しかし、その理性は災厄の王の体からすべて追放されてしまう。
追放された理性は、少年の姿を借りて行動を開始した。


まずは、「ロディア」「サテラ」「メルエ」「マレン」「ジュゼ」「テルナ」の6人の世告げの姫に力を与えた。
そして、6人の姫が災厄の王の前に揃った時、追放された6つの理性が元に戻れるようにしたのだ。
しかし、「ジュゼ」「テルナ」の2人が殺されてしまい、2つの理性が一緒に消えてしまう。
もう、元の英雄に戻すことはできなくなってしまった。


4人の世告げの姫は、追放された理性の少年を呼び出した。
その少年は残る4つの理性の力で幻術を打ち払った。
これで、真の災厄の王と戦うことが出来る。


主人公は、奥へと進んでいった。
最深部の玉座に真の災厄の王がいた。
主人公は、真の災厄の王を倒した。


しかし、災厄の王を消し去ることは出来なかった。
そこに4人の世告げの姫たちがやってきて言った。
「消し去れないのなら、せめて二度と動けぬように地の底深くに封印するしかありません。」
「私達4人の世告げの姫の力と、天使が残したこの白星剣の霊力にて災厄の王を永遠に地の底に封印する。」
「これが私達世告げの姫の最後の使命です。」


そう言うと、自分たちの身を捧げ、災厄の王エスタークを封印した。
その瞬間、主人公は気を失ってしまった。


主人公が目を覚ますと、そこにはロディアの妹コゼットがいた。


主人公はコゼットに姉のロディアは災厄の王を封印するために身を捧げたことを伝えたが、コゼットは信じようとしない。
姉のロディアが生前、オーグリード大陸のギルザット地方「入り江の集落」で待ち合わせをしようと言っていたのを思い出したようだ。
主人公とコゼットは入り江の集落に向かった。


入り江の集落でコゼットは「斜光の火筒」というものを使った。
ロディアが待ち合わせの時に使いなさいと言っていたようだ。
すると、天から光の柱が降りてきた。


ロディアは現れない。
「でもこの光を見たら、おねえちゃんもここに来る約束なの。だからもうちょっと待ってみる。」
そう言って待ち続けるが、やはりロディアは現れない。


その時、突然後ろに3人の男が立っていた。
男たちは、言う。
「我々はある王国のもの。そなたたちこそ、ここで何をしておる?」


コゼット「ここはお姉ちゃんとの約束の場所なの。お姉ちゃんが来るのを待っていただけ。」


男たちはそれを聞いて驚く。
「もしやそなたの名は、コゼットさま。お帰りをお待ちしておりました。我らが主、コゼット姫。」


驚くコゼット。
男たちは話を続ける。
「無理もございません。ロディア姫とともに滅亡の危機に陥った王国を脱した時、あなたはあまりにも幼くあられた。」
「あなたはロディア姫と共に我らが祖国エクゼリア王国の未来を担うお方なのです。」
「我らがエクゼリア王国は悪しき者の手により一度は滅びかけましたが今再興の時を迎えようとしております。」
「故に我々エクゼリア王国の民は亡き王の跡を継ぐ姫のご帰還をお待ちしているのです。」


ロディアはそのことをコゼットに言っていなかったようだ。


「お二人には追っ手がかかっておりました。おそらくは追跡の目を逃れるために素性をかくしておられたのでしょう。」


主人公は、姉ロディアが災厄の王を封印するため身を捧げたことを伝えた。


「もしや、コゼット姫。ロディア姫よりなにか預かっているものはありませんか?」
エクゼリア王国の男がそう言うと、コゼットは指輪を出した。


「その指輪はまさしく王位継承者の証たるエクゼリア王家の指輪。」
「それを渡していたということは、ロディア姫はコゼット姫に王位継承を託されるおつもりだったのでは。」


世界を襲った一度目の災厄、これは聖竜グレイナルと一人の天使によって救われた。


世界を二度目の災厄が襲った時、それを防ぐことが出来ず、世界は滅びの道をたどる。
しかしゴフェル計画により、選ばれた各種族100名が箱舟に乗り難を逃れた。
エクゼリア王国も例外ではなかった。


エクゼリア王国のロディア姫は、妹のコゼットを何とか生存させようと箱舟に向かっていた。
途中、悪の手先に追いつかれ、コゼットは殺されてしまう。
ロディアも瀕死の重傷を負い絶体絶命の時、災厄の王から追い出された理性の少年が現れた。
少年はひとつ願いを叶える代わりに、手伝いをしてくれと言った。
ロディアは、少年にコゼットを生き返らせてもらい、そして導きの姫となった。


導きの姫となったロディアは、コゼットの身を悪の手先から隠しながら、災厄の王が世界に現れるのを異空間で待っていた。


他の世告げの姫たちも、少年に願いを1つ叶えてもらう代わりに世告げの姫となった者。
港町レンドアの教会のシスターで嘘の予言をして、多くの兵士を殺してしまった「サテラ」。
ラッカランの島主ゴーレックに使える兵士で、恋人が魔物に殺されてしまった「マレン」。
生まれつき病弱で歩くことができない体だった「メルエ」。


理性の少年を災厄の王の前に連れて行った世告げの姫たちは、その役割を終えて解放されたが、自らの意志で災厄の王を封印するため身を捧げた。


箱舟に乗って難を逃れたエクゼリア王国の民は、その後王国を復興させ、「斜光の火筒」の光が出現したので姫を迎えに来たのだ。


迎えに来たエクゼリア王国の民は、いつの時代からやってきたのか、エクゼリア王国は天空にあるのか、エクゼリア王国の民は竜族なのか、それはまだ謎である。


コゼットは、ロディアの意志を継ぎエクゼリア王国の王女になることを決めた。


しかし、エクゼリア王国への道の安全を確保するにはしばらく時間がかかるようだ。
コゼットは、迎えがくるまでの間、がけっぷちの村で待つことになった。