ドラゴンクエストX(DQ10) ネタバレストーリー まとめ

ドラゴンクエストX(DQ10)のメインストーリー、サブストーリーのまとめ

エピソード8 子供の国セレド

主人公はクロウズに言われた蝶を求めてセレドの町にやってきた。


セレドの町に入ると、叫び声が聞こえた。
魔物が子供たちを襲っている。


そこに、「リゼロッタ」という少女がやってきて言った。
「ここは子供だけの町ですわ。大人の助けはいりません。」


そう言うと、リゼロッタが指につけていた「緑の宝石の指輪」から「ムッチーノ」という魔物を召喚して子供たちを襲っていた魔物を追い払った。


「どこからわいてきたか存じませんが、ここは子供だけの町セレドですわ。」
「あなたのような大人がこの町で過ごすにはそれ相応の審査が必要ですの。」
「あとで町の高台の教会までいらっしゃいな。」
そう言うと、リゼロッタは帰っていった。


主人公は早速、高台の教会に向かった。
この町で過ごすためには審査を受けろという。
審査内容は「ドラゴンのしっぽを持っこい」というもの。
主人公は「ドラゴンノしっぽ」を手に入れ、持ち帰った。


「私の言いつけ通り審査を通過してきたようね。いいわ。これからあなたのことを名誉子供として認めてあげる。」
リゼロッタはこの町の子供たちから、女王と呼ばれていた。


セレドの町にはリゼロッタが決めたルールがあった。
「子供のいうことは絶対。名誉子供は子供の言葉に従って邪魔しないこと。」
「どんなときでも戸締まりはちゃんとすること。」
「名誉子供はおやつ抜き。」
「ムッチーノは執事だから倒さないこと。」


子供のおやつはムッチーノが魔法で出していた。


そこにフィーロという少年がやってきて主人公に言った。
「こんな使い魔のチカラに頼りきった生活、本当に大丈夫なのでしょうか。」
「以前はこの町にも大人がいてちゃんとした暮らしをしていたんです。」


フィーロが子供たちに言う。
「みんなでダーマの神殿に行ってみないか?昔みたいにお祈りすればきっと大人たちが戻ってきてくれると思うんだ。」


子供たちはだれも耳をかさない。


リゼロッタは、主人公が手に入れてきた「ドラゴンのしっぽ」を使ってなにやら儀式をするようだ。
その儀式には、リンジャの塔にある「こはくの宝珠」が必要だという。


今のセレドの町は子供しかいないが、以前は大人たちがいっぱいいた。
高台の教会は取り壊す予定で立入禁止になっていて、子供たちの遊び場だった。


リゼロッタは自分の家の書庫で、古くから禁じられていた召喚術の本と魔法の指輪を見つけた。
そして指輪から召喚されたのが、使い魔ムッチーノ。


ムッチーノはリゼロッタに言った。
「この地に伝説の魔神が封印されている。その魔神を召喚したものはどんな願いでもひとつだけ叶えてくれる。」


リゼロッタは子供たちを集めて、高台の教会で魔神召喚の儀式をやった。
材料はありあわせのもので済ませた。
「ドラゴンのしっぽ」はトカゲのしっぽ。
「黒ヤギの生き血」はトマトソース。
「こはくの宝珠」は母親の首飾り。


そして召喚の儀式を始めた時、魔法陣が激しく光って地響きが起きた。
建物が壊れてしまうかと思うくらいに。


結局、魔神は現れなかったが、教会の外に出てみると町の大人たちはみんないなくなっていた。


「不完全な材料を使ったため召喚は失敗し、暴走した魔力が大人たちを消し去った。」とムッチーノが言っていたそうだ。


リゼロッタは、儀式に必要な「こはくの宝珠」を手に入れるためリンジャの塔に向かった。
フィーロにリゼロッタを止めてくれと頼まれた主人公も後を追った。


フィーロの父親は町の神父で、リンジャの塔には絶対に入ってはいけないと言われていたそうだ。
大人たちがいた頃は、毎日ダーマの神殿でお祈りをして、鐘がなると大人たちが迎えに来ていた。


リンジャの塔の最上階に「こはくの宝珠」があった。
こはくの宝珠の中には1匹の蝶が見える。


リゼロッタは、こはくの宝珠を持って高台の教会に帰っていった。
魔神召喚の儀式を行うためだ。


リゼロッタの願いは、セレドの町をキレイなお城にして子供たちが毎日楽しく暮らせるような夢の子供王国を築くこと。


高台の教会に着くと、すでに魔神召喚の儀式が始まっていた。
リゼロッタの召喚術により、「魔神エンラージャ」が召喚された。


「我は魔神エンラージャ、我が魂を呼び覚ませし人の子よ。契約に従い汝の願いを聞き届けよう。」


リゼロッタは願いを言った。
「お願い。このセレドの町を、大人たちがいた元の姿に戻して。パパとママに会いたい。」


魔神エンラージャは、願いを聞き入れなかった。
最初から、願いを叶えるつもりはなかったようだ。
使い魔ムッチーノは、自分の主人エンラージャを召喚させるためにリゼロッタを利用していたのだ。


主人公は、魔神エンラージャとムッチーノを倒した。


フィーロが言った。
「なあ、みんな。覚えているかい?僕らがダーマ神殿でお祈りしていると大人たちが迎えに来てくれたことを。」
「みんなでダーマ神殿に行ってみよう。昔のようにあそこでお祈りしていれば大人たちに会える気がするんだ。」


主人公と子供たちはダーマ神殿3Fの礼拝堂にやってきた。
子供たちは礼拝堂でお祈りを始めた。


使い魔ムッチーノはもういない。
これから子供たちは自分の力で暮らさなければならない。
いつかまた、大人たちに会える日がくるまで。毎日この礼拝堂でお祈りをしながら暮らす。


主人公はお礼にと1匹の蝶が入った「こはくの宝珠」を受け取った。