ドラゴンクエストX(DQ10) ネタバレストーリー まとめ

ドラゴンクエストX(DQ10)のメインストーリー、サブストーリーのまとめ

エピソード9 まもの使いセラフィ

クロウズに集めるよう言われた最後の蝶を探しにアラハギーロ王国にやってきた。


アラハギーロ王国は砂漠の国で、ベルムド王が国をおさめている。


王の間に行くと、グランゼドーラ王国から「バスラー」という使者が来ていた。
ベルムド王は、アンルシア姫になにやら言伝てを頼んでいるようだ。


ベルムド王は主人公に気がつくとこう尋ねた。
「ここにくるまで国民の様子になにか不自然なところを感じなかったか?」」


「実はこの国の民たちは少し前に起こったある戦争をきっかけに、自分の名前も記憶もすべての過去を失ってしまった。」
「そのため国は混乱した。」
「その時、私は神に啓示を受けた。絶望している民に名前と使命を与え、正しき未来へ導くようにと。」
「この国はまだ復興の途中なのだ。」


城の北にあるモンスター格闘場では定期的に「モンスターバトル」が行われているという。
国民のひとつの娯楽になっているようだ。


主人公がモンスター格闘場に行ってみると、ちょうど試合が終わったところだった。
ベルムド王が負けたモンスターにトドメを刺そうとしている。
この闘技場ではモンスター同士を戦わせ、負けたモンスターはベルムド王がトドメを刺すというルールになってる。


ベルムド王がトドメを刺そうとした瞬間、「やめて!」と叫び声がした。
叫んでいたのはセラフィという女性だった。


ベルムド王は魔物にトドメを刺さず帰っていった。
ベルムド王は帰り際に呟く。「やつめ。また私の邪魔をするのか。」


セラフィも皆と同じで自分の記憶がなかった。
名前も、本名かどうかわからないという。


セラフィに探している蝶のことを聞いてみると、ムルード岩山で見てもらいたいものがあるというので行ってみた。


ムルード岩山には沢山のお墓があった。
この場所には以前、ベルムド王が護衛も付けず一人で来ていたようだ。
お墓にはこう刻まれていた。
「爆走竜ドランゴ 安らかに眠る」「第3回格闘大会チャンピオン ピエールの墓」「まもの使いグスコフの相棒 シーザーここに眠る」


ここにあるお墓は、まもの使いが自分の魔物のために作ったお墓だった。
魔物とまもの使いは対等な関係だったようだ。


一番奥に、大きな石碑があった。
「偉大なるまもの使いの肖像」
「いかなる凶悪な魔物でも受け入れ、許す心がなければ真のまもの使いにはなれない。」


この肖像画では、まもの使いと魔物がお揃いの腕輪をつけている。


セラフィの右腕には緑の腕輪がつけてあった。


セラフィが言う。
「前に格闘場のオリから左目に十字傷があるキラーパンサーが逃げ出す事件があった。」
「そのキラーパンサーは私がつけているこの緑の腕輪と同じものをつけていた。」


主人公とセラフィは、逃げ出したキラーパンサーを探すことになった。
ジャイラ密林で見かけたという情報があったので向かった。


ジャイラ密林に左目に十字傷があるキラーパンサーがいた。


「私が説得してみる。」
セラフィはそう言い、キラーパンサーに近づいていく。


キラーパンサーはセラフィに心を許した。
「ほら、やっぱり同じ腕輪。やっぱりこの子は私の相棒だったんだよ。」


セラフィは相棒のキラーパンサーに「チョメ」という名前をつけた。


セラフィとチョメは、皆にまもの使いの存在を知ってもらおうと、アラハギーロに向かった。


町の人の話が聞こえてきた。
これから、モンスター格闘場で「サバイバルデスマッチ」が行われるという。
魔物同士が最後の1匹になるまで殺しあうというものだった。


セラフィとチョメは魔物を逃がすため、モンスター格闘場の地下に向かった。


セラフィは魔物たちが捕らえられている牢屋のカギを手に入れて、魔物たちを全員逃した。


すると、セラフィの頭のなかで記憶の一部が蘇る。
セラフィは前の戦争に参加していた。


過去の記憶が流れる。


まもの使いだった頃のベルムド王がいた。
「往生際が悪いぞ、ベルムド!この戦争に手を貸すと約束したはずだ!」
「はやく魔物たちを檻から出せ!」


ベルムドは魔物を戦争に連れて行きたくないようだ。
「我らに協力できないのなら、魔物をこの場で始末するぞ!」
「魔物たちは、我々の盾となるのだ!」


「すまない、みんな。」
ベルムドはそう言うと、魔物たちを檻から出した。


セラフィは、全てを思い出したようだ。
「私、思い出した。ベルムドさんを止めなきゃ。」


「ベルムドさんは今、闘いの広間にいる。」
そう言い、セラフィは闘いの広間に向かっていった。


闘いの広間に着いたセラフィは、ベルムドの前でこう言った。
「もうこんなことはやめて!あなたは、この国の王様なんかじゃないでしょ?」
「あなたは、まもの使いのベルムドさんでしょ?」


ムルード岩山の石碑に描かれていたまもの使いはベルムドだった。


ベルムド王は言う。
「やつらは死んで当然の存在だ。私のかわいい教え子たちを戦争の盾に使って醜く生き延びた卑劣で罪深いやつらなのだ。」


檻にいた魔物たちは、以前戦争で魔物を盾に使って生き延びた兵士だった。
以前兵士だった人間が、何故か今は魔物の姿をしている。


ベルムド王がセラフィを捕らえようとしたその時、チョメが檻から逃した魔物を連れてやって来た。


ベルムド王は「あの方から賜った力で今こそ教え子たちの復讐をとげてやる!」といい、魔物「破戒王ベルムド」に姿を変えた。


主人公は、破戒王ベルムドを倒した。


「なぜかばう、あいつらはお前の仲間たちの命を物のように扱い、切り捨てた凶悪なやつらだぞ?」
「私の教え子ではないお前だけが過去を取り戻すとは。」
「それも、ヤツとの絆のおかげか。」
そう言うと、破戒王ベルムドは消滅した。


セラフィは、もともと「ホイミスライム」だった。
人間の姿になる前は、まもの使い「カレヴァン」に仕えていた。


ベルムドは有名なまもの使いだった。
昔アラハギーロの格闘場の管理人もやっていて、皆に尊敬されていた。


ベルムドとカレヴァンは、同じ師匠のもとで切磋琢磨した兄弟弟子。


何故、人間と魔物が入れ替わってしまったのか。
前に起きた戦争「魔族の大軍隊との戦い」が原因のようだ。


戦争が起きた時、この国の軍隊はベルムドの魔物を魔族にぶつける捨て石として駆り出した。
カレヴァンは、慕っていたベルムドについていった。
カレヴァンの相棒だったセラフィも一緒に戦争へ向かった。


ここで、何かが起こった。
気がついたらホイミスライムのセラフィは人間の姿に、まもの使いカレヴァンはキラーパンサーになっていた。
一緒に戦争に向かった格闘場の魔物たちはアラハギーロの国民に、魔物たちを戦争に駆り出した兵士たちは魔物の姿になっていた。


セラフィとチョメが身につけていた腕輪を2つ合わせると、1匹の蝶が現れた。
主人公はセラフィから2つの腕輪を受け取った。


セラフィとチョメは、世界に何が起こっているのか見極めるため2人で旅に出た。




3匹の蝶をすべて集めたので、主人公は三門の関所に向かった。


三門の関所にはクロウズが待っていた。
3匹の蝶をクロウズに渡す。


すると、そこにミシュアが現れた。
主人公が以前から知っているミシュアだ。
こもれびの広場から立ち去った後、この三門の関所に向かっていたようだ。


この時点で、ミシュアは2人存在していることになる。
メルサンディ村で暮らしているミシュアと、グランゼドーラ王国を目指しているミシュア。


ミシュアは言う。
「実はわたし、思い出したことがあって。」
「グランゼドーラに行かなくっちゃってそのことで頭がいっぱいで。」
「ミシュアというのは私の本当の名前ではありません。今はそれしか思い出せませんが。」
「グランゼドーラに行けばすべてがわかるような気がするんです。」


三門の関所の門兵がミシュアの顔を見ると「失礼しました、アンルシア姫様」といい、ミシュアを通してくれた。
クロウズと主人公も一緒に関所を通ることが出来た。


「私にはちょっとした未来が見えるんですよ。」
クロウズはそう言った。