主人公は偽のグランゼドーラ城の西の塔3F、姫の部屋に向かった。
そこには、ブレイブストーンが直るのを待っている勇者アンルシアがいる。
「この部屋、私の暮らしていた本当のグランゼドーラ城の部屋と全く同じなのね。」
その時クロウズがやってきて、直したブレイブストーンをアンルシアに渡した。
「それではアンルシア姫、あなたがよく知っているグランゼドーラを心のなかに思い浮かべるのです。」
アンルシア姫はブレイブストーンを使った。
アンルシア、主人公、クロウズの3人は真のグランゼドーラ王国へ転送された。
最初にアンルシアの姿を見つけたのはヴィントという兵士だった。
アンルシア「ただいま戻りました。」
ヴィントは驚き、急いでアリオス王に報告しに行った。
アリオス王とユリア妃がアンルシアのもとに駆け寄る。
「心配かけてごめんなさい。でもこうして生きて帰ってくることが出来ました。」
そこへ、賢者ルシェンダもやってきた。
「魔王軍とのいくさで行方しれずになって以来、どれほどの体験をなさったのか。」
「アリオス王、心して聞かれるが良い。こちらのアンルシア姫は我らがよく知るかつての姫ではない。」
「覚醒を迎え、勇者として目覚めた勇者姫アンルシアどのだ。」
アンルシア姫が勇者として覚醒を迎えたという報せは一夜にして国中を駆け巡った。
トーマ王子の死とアンルシア姫の消失にふさぎ込んでいた人々は心から姫の帰還を祝い、新たな勇者の目覚めにわき返った。
賢者ルシェンダが言う。
「この世界と似て非なるもう一つの世界を生み出すとは。大魔王マデサゴーラはやはり恐るべき存在だ。」
「一見平和そうに見えるこの世界にも大魔王の魔の手は確実に伸びている。」
「そなたにはそれを探ってもらいたいのだ。」
「偽りの世界を知るそなたなら、他のもの達が気づけぬ異変にも気づけるであろう。」
主人公は賢者ルシェンダから「運命の振り子」を貰った。
運命の振り子を持つものは、運命の特異点に導くという。
「そなたがレンダーシアを旅して出会った事件を解決することは、大魔王の狙いを探る手がかりとなるだろう。」
「同時にそれはこの世界の運命をも変えてゆく。」
「運命が変わった時、振り子は力を得てより大きな運命の変異を促すはずだ。」
「運命の力で満ちれば振り子は輝きを放つ。」
「まずは、メルサンディ、セレド、アラハギーロの3箇所をめぐり、異変の調査をしてきてくれ。」
「アンルシア姫は来るべき大魔王との戦いにそなえ、この城に留まらねばならん。」
主人公はアンルシア姫とは別行動で、真のレンダーシアを調査することになった。
主人公はアンルシア姫からブレイブストーンを譲り受けた。
「偽りのレンダーシアから戻る時に使ったその石はこれからの旅に役立つわ。」
突然クロウズが現れた。
「そのブレイブストーンは、勇者が使えばこそ自由に2つの世界を行き来できるもの。」
「あなたが使っても、何も起こらないでしょう。」
「ただし、てっぺんに翼を生やした五角形の柱、勇気の石塔の前なら使用できるかもしれません。」
「勇気の石塔は、いにしえの勇者がその地を守るために勇者のチカラを込めて作った石塔なのです。」
「ブレイブストーンを持ってその石塔を調べれば、勇者の力が手助けしてくれて、真の世界と偽りの世界を結んでくれるかもしれません。」
主人公は真のレンダーシア大陸の調査にに向かった。