ドラゴンクエストX(DQ10) ネタバレストーリー まとめ

ドラゴンクエストX(DQ10)のメインストーリー、サブストーリーのまとめ

メラゾ熱流行の危機

主人公は装備品の収納力を拡張させるため、娯楽島ラッカランにいるササラナという女性に会いに行った。


ササラナはエルフの女性で、島首ゴーレックが所有する宝物の管理を任されている。


ササラナの特技は「超整理術」。
この技術を使えば今よりも沢山の装備品を所持できるようになるという。


超整理術を教えてもらうかわりに、相談事を持ちかけられた。


「私の超整理術は母から教わったものです。」
「幼い私は母と整理整頓するのが好きでした。」
「しかしある日、母は突然いなくなったのです。」
「ウワサでは何か悪事に手を染め、それが原因で出て行ったと。」
「私悩んでおります。母が本当に悪事に手を染めていたのだとしたら、私はその汚れた術を使い続けてよいのでしょうか。」
「母がなぜ私を置いていなくなったのか、真実を知りたいんです。」


主人公はササナラの育て親であるマトイおばさんのところに話を聞きに行った。


王都カミハルムイの民家に住んでいるマトイから話を聞く。


「あの子の母親、エンジュさんは幼い娘とこのカミハルムイに現れ、整理術で生計を立てていたの。」
「うちの2軒となりのお屋敷に住んでいたプクリポの豪商が彼女の整理術を気に入って、エンジュさんはそこで働いていたのさ。」
「彼女がお屋敷で働いている間、よくウチでササラナを預かってあげてたんだけどね。」
「ある日の深夜、ウチの扉を叩く音がして、開けるとエンジュさんが立っていたの。」
「カミハルムイにいられなくなった。連れていけないので娘を頼みたいってね。」
「それがあの子の母親を見た最後さ。」
「翌日お屋敷に泥棒が入ったって聞いたよ。」
「エンジュさんが犯人だってウワサも流れたけど、よくわからないままうやむやになってね。」
「騒ぎのあとプクリポの豪商は屋敷を手放して、息子のパッポルちゃんを連れて故郷のメギストリスに帰ったよ。」


主人公はメギストリスに住むパッポルに話を聞きに行った。


「王都カミハルムイであった泥棒騒ぎの話を聞きたくて来たんだね。」
「パパは去年亡くなっちゃったけど、その話はボクもよく覚えているよ。」
「当時、大口の取引があったらしいんだけどエンジュさんに倉庫整理を頼んだらその商品がすべて消えちゃったんだ。」
「パパはすごくショックだったみたいで、体調を崩してこの家に引っ越したの。」
「亡くなる前のパパは、ギルザッド地方で盗まれたカギのことが気がかりだって病床でよく言ってたよ。」
「そのカギはパパがいつも肌身離さず持っていたドルワーム王国の預かり所の特別金庫のカギ。」
「ボクはあのカギに何かある気がするんだ。」


主人公はギルザッド地方でカギを見つけ出し、ドルワーム王国の預かり所でカギを渡した。
特別金庫には「赤い小びん」が入っていた。
主人公は赤い小びんを持って、パッポルのところへ戻った。


「あの後ボクも泥棒騒ぎの手がかりがないかもう一度家の中を探したんだよ。」
「そしたら当時のパパの日記を見つけたんだ。」


まずは小びんの中身を確認することになり、赤い小びんをパッポルに手渡した。
するとパッポルは赤い小びんを落としてしまい、小びんが割れて中の液体が飛び散ってしまった。


パッポルは父親の日記を読む。
「闇商人からある計画を持ちかけられた。」
「ウイルスをバラまいてメラゾ熱を流行らせ、それを治すワクチンを高値で売るという計画だ。」
「私は資産の大半をつぎ込み、ウイルスと大量のワクチンを仕入れた。」
「この計画がうまくいけば、莫大な利益を生むはずだった。」
仕入れたワクチンは大変な量で、ワシは整理の得意なエルフの女にすべて倉庫に収めるよう仕事を頼んだ。」
「だがエルフの女は私の計画に気が付き、翌朝倉庫のワクチンをすべて持ち去ってしまったのだ。」
「ウイルスの入った小びんはドルワーム王国の特別金庫に預けていて無事だったが、ワクチンがないのでは計画は実行できない。」
「ワクチンを盗んだ女の行方だが、情報屋によるとヴェリナード城下町の教会に向かったらしい。」
「先ほど追っ手を差し向けたところだ。」
「このままではワシの資金繰りも危うい。」
「どうにかしてあの女からワクチンを回収しなければ。」


パッポルは慌てた。
「さっきボクが割った小びんの中にメラゾ熱のウィルスが。」
「パパの日記が本当ならエンジュさんはメラゾ熱のワクチンを持っていたんだよね。」
「メラゾ熱は発症まで時間がかかるらしいんだ。」
「ボク達に症状が出てメギストリスの都に広まる前にワクチンを見つけなきゃ。」
「パパの日記に書いてあったヴェリナード城下町の教会へ行って、ワクチンの手がかりを探してきて。」


主人公はヴェリナード城下町へ向かった。
ヴェリナードの教会にキャソーというウェディの女性がいた。


主人公はキャソーにこれまでのことを話した。
「わかりました。メラゾ熱でお困りならお話できることがあります。」
「ずいぶんと以前の話になります。」
「エルフの女性がこの教会に入るや倒れこみ、私は急いで駆け寄りました。」
「魔物に襲われて、ひどい傷で。」
「その女性はかすれる声で言いました。」
「いつかメラゾ熱が流行ることがあったら、自分の言葉を思い出して欲しいと。」
「ブーナー熱帯雨林の東にある石碑の下にあるものを隠した。きっと助けになるから調べて欲しい。」


主人公はブーナー熱帯雨林の石碑の下に隠されていた「古い麻袋」を見つけた。
中にはメラゾ熱ワクチンとラベルの貼られた小びんがぎっしりと詰まっている。


主人公はワクチンを持ってパッポルのところへ向かった。


パッポルにワクチンを渡す。
パッポルはワクチンの袋から小びんを2本取り出すと、1本を主人公に手渡した。
2人は小びんの中の液体を飲み干す。


「これでもうメラゾ熱の心配はなくなったんだ。」
「それにしてもパパはなんてことを。」
「ウイルスを使ってメラゾ熱を流行らせ、ワクチンを売って金儲けだなんて。」


主人公は、ササラナに真実を報告した。
「私は母を誇りに思います。」
「これからは母が教えてくれた整理術を極めてより正しきことに使っていきます。」