ドラゴンクエストX(DQ10) ネタバレストーリー まとめ

ドラゴンクエストX(DQ10)のメインストーリー、サブストーリーのまとめ

約束の再会

エテーネ村のアバ様の家にエテーネの服を着た夫婦が黄金の腕輪を預けていったという。
黄金の腕輪と一緒にあった日記を読む。
「わしが生まれる少し前に一人の男が村へやって来た。」
「男は黄金に輝く腕輪を見せながら、自分は悪名高い錬金術師バルザックの息子だと名乗った。」
「父親からかくまって欲しいという男の願いを聞き入れ、皆は村に住まわせた。」
「男は村の娘と結ばれ、息子のアーヴが生まれた。」
「アーヴもまた村の娘エムリヤと結婚して子を成した。」
「それは幸せそうな家族だった。」
「だがアーヴの子が錬金術に目覚めると、アーヴとエムリヤの顔は日に日にくもるようになった。」
「そしてある日、アーヴ達夫婦は村を発った。」
「二人の子を残したまま。」
この先のページは破れていて読めない。


村人のヒントを頼りにドワチャッカ大陸にあるカルサドラ火山の奥に行くと、バルザックゾンビに襲われているアーヴとエムリヤがいた。
主人公はバルザックゾンビを倒してあげた。
「まさか主人公か?」
「よく来てくれた。」
「巻き込んでしまってすまないね。」


エムリヤが言う。
「この場所でついにあの者に追いつかれてしまったの。」
「助けてくれて本当にありがとう。」


アーヴが言う。
「私達は祖父が生み出した禁忌―進化の秘法を葬り去るためにずっと旅をしていたんだ。」
「その材料となる乙女の魂という宝石を一つ残らず集めていった。」
「だけど冥府から蘇った祖父に追われてしまって、やむを得ずアバ様の家に腕輪を預けたんだ。」
「その黄金の腕輪は進化の秘法の力を増幅させる恐ろしい魔具。」
「そしてついに不思議の魔塔で最後の一つとなる宝石を手に入れた。」
「だから約束の場所へ来たんだ。」
「カルサドラの聖なる溶岩は悪しきものの力を滅すると伝えられている。」
「さて、やるべき事をやらなければ。」
「黄金の腕輪は持ってきてくれたね。」
「それを溶岩へ投げ入れてくれるかい?」
「さあ、終わらせよう。」


主人公は黄金の腕輪を溶岩に投げ入れた。
アーヴもまた100個の宝石を溶岩に投げ入れた。
「これでひとまずは安心だ。」
「お前を誇りに思うよ。」
「・・戸惑った顔をしているね。」
「別れたのはお前が7つの頃だったからな。」


エムリヤが言う。
「大きくなったわね、主人公。」
「本当に立派になったわ。」


アーヴが言う。
「お前を置いて旅立った私達を許してくれとはとても言えないが、ここまで成長したお前に会えるなんて。」
「親として今日ほど嬉しい日はない。」


エムリヤが言う。
「エテーネの村の事、聞いているわ。」
「故郷をあなたが守ってくれるのならこれほど心強いことはないわ。」


アーヴが言う。
「私達にはまだやるべき事がある。」
「一緒にはいられないが、いつでもお前と弟の幸せを祈っているよ。」
「これを渡す気はなかったが、今の主人公ならば託せるだろう。」
「あとで読んでおいてくれ。」
主人公はアーヴから日記の破れたページを受け取った。


エムリヤが言う。
「あなたにカメ様のご加護がありますように。」
「大好きよ、主人公。」
アーヴとエムリヤは静かに去って行った。


アーヴ受け取った日記の破れたページを読む。
「あの夫婦が旅立ったのはわしが伝えたお告げのせいじゃろう。」
「夫婦の子供がいずれ恐ろしきものに成り果てると。―アバ」